自分の目で確認する

日本には欧米で言われているような資産運用の三分説と言う考えはあまりありませんでした。
日本は国土が狭い関係で土地の価格が諸外国に比べて相対的に高いという特徴があります。
土地と建物のバランスが日本のように土地に偏っている国は世界中を探してもそれほど多くはありません。
以前は株式投資や商品投資はリスクが高いので素人は手を出さない方が良いと言われておりました。
したがって自分の資産は預貯金にするのか不動産を購入するのかに限られておりました。
不動産の購入といってもほとんどが自分の家の購入で余程の金持でもない限りは収益物件への投資を考えることはありませんでした。
最近は資産運用にリスク分散の考えが入ってきて、不動産の他に株式や債券、現物の投資として金にも資金が回るようになりました。

今後、資産運用として不動産の収益物件を対象とする場合にはより厳しく物件を見る必要があります。
世の中の動きがスピードを上げるとともに人々の行動が多様な価値観に基づくようになって変化が激しくなっているからです。
現在の収益物件でも何年かのうちに収益を生まなくなる可能性を秘めています。
収益物件の購入を検討する際には従来以上に詳細に調査をする必要があります。
収入については契約書で確認できますが、特記事項の有無や未収の有無についても確認の必要があります。
最近は借り手に反社会的勢力が存在しないかどうかを確認することが重要な要素になっています。
当該物件の立地している土地の特性についても調査する必要があります。
耐震性の他に新たに建設した場合の容積の問題は重要です。
既存不適格で新たに建物を建てようとすると現在の面積を確保できない場合には収益力が落ちてしまうので注意が必要です。